福島第一原発1号機で水位低下 地震で損傷箇所拡大か 注水増

福島第一原子力発電所の1号機で、今月16日の地震のあと格納容器内部の水位が低下したことを受けて、東京電力は23日から原子炉を冷やす水の量を増やすとともに、水位が下がった詳しい原因を引き続き調べています。

福島第一原発では、事故で溶け落ちた核燃料と構造物が混じり合った「燃料デブリ」を冷却するため、注水が続けられていますが、このうち1号機では今月16日の地震のあと、デブリがある格納容器の水位がおよそ40センチ下がりました。

このため東京電力は、水位を地震前のレベルに戻すため23日から原子炉に注水する量を1時間当たり3.5立方メートルから5.5立方メートルに増やしたと発表しました。

これまでのところ「燃料デブリ」の冷却に問題はないということです。

福島第一原発1号機では去年2月の地震の際も格納容器の水位が低下し、揺れの影響で破損箇所が広がったことが原因だったとみられることから、今回も同じケースとみて詳しく調べることにしています。