夫婦別姓の合憲判決確定 原告側 裁判官2人の「違憲」を評価

夫婦別姓に関する東京と広島の2件の裁判で、別姓を認めない民法の規定は憲法に違反しないとした判決が確定したことを受けて、原告側が24日、会見しました。原告側の上告を退ける決定をした最高裁判所の5人の裁判官のうち2人が「規定は憲法違反だ」とする意見を述べたことを評価する声があがりました。

都内の3組の事実婚の夫婦と広島市内に住む女性は、夫婦別姓を認めない民法と戸籍法の規定は男女の平等などを定めた憲法に違反すると主張し、国に賠償を求めました。

最高裁判所は23日までに原告側の上告を退ける決定をし、規定は憲法に違反しないとして訴えを退けた2審の判決が確定しました。

一方、決定では裁判官5人のうち2人が「規定は憲法に違反する」という意見を示しました。

最高裁の決定を受けて24日、都内に住む原告が記者会見し、このうち山崎精一さんは「憲法違反とする意見を書いた裁判官は、結婚するときにそれぞれの名字を名乗れる選択肢があることは、すべての人にとってプラスの意味があるとしていて胸に落ちることばだった。結果は退けられたが、マイナスではなく、前進だと受け止めている」と話していました。

また、弁護団の寺原真希子弁護士は、夫婦別姓に関する裁判を新たに起こす方針を明らかにしたうえで「今回の憲法違反の意見も踏まえて内容を磨き上げていきたい」と話していました。