岸田首相 G7出席でベルギーへ出発 新たな制裁措置など表明へ

岸田総理大臣は、ウクライナ情勢をめぐって、24日開催されるG7=主要7か国の首脳会議に出席するため、ベルギーに向けて出発しました。
これに先だって岸田総理大臣は、会議の場で新たな制裁措置や追加の人道支援を表明する考えを明らかにしました。

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から1か月となる24日、ベルギーの首都ブリュッセルでG7=主要7か国の首脳会議が緊急に開かれることになっていてこれに出席するため岸田総理大臣は午前0時すぎ、政府専用機で羽田空港を出発しました。

出発に先立って岸田総理大臣は23日夜、総理大臣公邸で記者団に「これまでもわが国はG7との緊密な連携を示しているが、今回の会合も強い連携を示し、発信する機会にしたい」と述べました。

また、「会議の場でさらなる制裁の強化について説明したい。ウクライナへの連帯を示すべく追加の人道支援も表明したい」と述べました。

そして、「日本はアジアから唯一G7に参加している国であり、インドやカンボジアを訪問し、両国の首脳といろいろな意見交換をした成果も報告し、アジアの国々への働きかけも説明したい。アジアの情勢を各国首脳にインプットし、情報を共有するために貢献することは重要だ」と述べました。

このほか、各国首脳との個別の会談は調整中だとしたうえで「できるだけ多くの会談をセットすることで2国間のレベルでも連携を確認し、信頼関係を構築していくことは大事だ」と述べました。