愛知 弥富 中学3年生殺害事件 逮捕の生徒を少年院に送る決定

去年11月、愛知県弥富市の中学校で、3年生の男子生徒が包丁で刺されて殺害された事件で、逮捕された同学年の男子生徒について、名古屋家庭裁判所は少年院に送る決定をしました。

去年11月、愛知県弥富市の中学校で、この学校に通う3年生の男子生徒が包丁で刺されて殺害された事件では、同学年の男子生徒(15)が逮捕され、名古屋家庭裁判所に送られました。

家庭裁判所は男子生徒の精神状態を詳しく調べるなどしてきましたが、23日開かれた審判で、男子生徒を少年院に送る決定をしました。

決定の理由について後藤隆裁判長は「成績や進路選択に不安などを募らせ、家庭内でも家族に不快感を抱いてうっぷんを募らせていた。嫌がらせをしてくると感じ、嫌っていた被害者が、楽しそうな様子でいるのを見て怒りがわき、被害者を殺せば警察に捕まり、つらい現状から切り離されると考えて殺害を決意した。理不尽かつ身勝手な動機で強い非難を免れない」と指摘しました。

そのうえで「動機の形成過程には『自閉スペクトラム症』による障害が影響していると考えられるが、それに対して適切な養育を受けてきていないことが認められ、必ずしも深い非行性に基づくものとはいえない」として、5年程度の長期の収容期間を要すると結論づけました。