日本郵便 航空便の国際小包に追加料金 減便で輸送コスト上昇

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で世界的に航空便の運航が減り、輸送コストが上昇していることから、日本郵便は航空便を使った国際小包に特別追加料金を設けると発表しました。

発表によりますと、日本郵便は、重さ30キロまでの荷物を送ることができる航空便の国際小包について、6月1日から当面の間、特別追加料金を設けます。

対象地域は、アメリカ、ヨーロッパ、オセアニア、中近東などで、アメリカ向けは1キロ当たり800円、ヨーロッパ、オセアニア、中近東などへは1キロ当たり500円が追加でかかります。

またアメリカやヨーロッパなどへのEMS=国際スピード郵便に去年6月から加算されていた特別追加料金についても、5月末まで延長します。

追加料金を導入する理由について日本郵便は、新型コロナウイルスの感染拡大が長期化し、世界的に航空便の運航が減り、輸送コストが上昇しているためだとしています。

今後、ウクライナ情勢の影響で輸送が混乱した場合、さらに追加料金を設ける可能性もあるということです。