Jリーグ“声を出す応援禁止”見直し含め検討 野々村チェアマン

サッカーJリーグの野々村芳和チェアマンは、感染対策として禁止している声を出す応援スタイルについて、今後見直しも含めて検討する考えを示しました。

今月15日に就任した野々村チェアマンは、22日に開かれたプロ野球とJリーグの新型コロナウイルス対策連絡会議に出席しました。

野々村チェアマンは会議後の会見で、おととしからJリーグが感染対策として禁止している声を出す応援スタイルについて「科学的な根拠を集めて専門家の意見を聞きながら考えたい」と述べ、観客を再び増やすために、今後見直しも含めて検討する考えを示しました。

そのうえで「どのような科学的根拠をもとにするか専門家に相談し、データを蓄積する準備をしたい」と述べ、声を出すことによる感染リスクのデータを踏まえて具体的に検討していくとしています。

会議の専門家チームの座長を務める東北医科薬科大学の賀来満夫特任教授は「大きな声を出すことで感染が広がりやすくなることは事実だが、マスクを着けることでどれぐらい感染を防げるのかを示すエビデンスもある。こうしたものを参考にしながら声を出して応援できる状況に持っていければと思う」と話しました。