コンビニ売り上げ 3か月ぶり前年下回る まん延防止で来店客減

先月の全国のコンビニエンスストアの売り上げは、東京や大阪などにまん延防止等重点措置が出されていた影響で来店客が減少したことから3か月ぶりに前の年を下回りました。

日本フランチャイズチェーン協会によりますと、全国にあるコンビニの先月の売り上げは1年以上営業している既存店の合計で7652億円となり、去年の同じ月と比べて0.2%減少しました。

売り上げが前の年を下回るのは3か月ぶりです。

新型コロナウイルスの感染拡大で東京や大阪などにまん延防止等重点措置が出され、外出を控える動きが強まったことから、来店客の数が減少したことが主な要因です。

一方、来店客1人当たりの購入額は、全国的に平均気温が低く温かい飲み物や麺類など冬物の商品が好調だったことから去年の同じ月より3.3%増加しました。

日本フランチャイズチェーン協会では「まん延防止等重点措置は解除されたが、今後の感染状況や人の流れがどうなるかも分からず、コンビニの事業環境の先行きは不透明だ」としています。