“卵の代替商品” 各社で販売の動き広がる 原材料は植物由来

植物由来の原材料を使った代替食品への関心が高まる中、食品メーカーの間では、スクランブルエッグなどを再現した、卵の代わりとなる商品を販売する動きが広がっています。

食品大手の「キユーピー」は、これまで一部の事業所向けに提供していた代替卵の商品について、一般向けのものを新たに開発し今月中旬から販売を始めました。

このうち、スクランブルエッグを再現した商品は、原材料に豆乳の加工品を使い、マヨネーズ作りなどで培ってきた独自の製造技術を生かして、半熟の卵のような食感や味に仕上げています。

値段は、卵1個分相当が1パック200円程度で、当面、関東の一部の地域を対象に、オンラインで販売し、その後、販売エリアを順次、広げていく方針です。

開発担当者「共感してもらえると思う」

開発を担当した伊藤綱規さんは、「食べ物への価値観は多様化していて、共感してもらえると思う」と話していました。

にんじんと白いんげん豆で「オムライス」も

食品メーカーでは、このほか「カゴメ」が、卵の代わりににんじんと白いんげん豆を原料に使ったオムライスを東京のスタートアップ企業と共同で開発し、オンラインや飲食店での販売を始めました。

植物由来のものを使った代替食品は、環境意識や健康志向の高まりなどを背景に、日本でも代替肉を中心に関心が高まっていて、卵の代替品についても植物性の食品を好む人やアレルギーがある人などの間で今後、需要の拡大が見込めるとして、食品メーカーによる商品化が相次いでいます。