関節や筋肉の動きを可視化する新システム 東京大学が開発

コンピューターと遠隔で結ばれているカメラを使って、比較的簡単に運動する人の関節や筋肉の動きを立体的に可視化できる新しいシステムを開発したと東京大学のグループが発表し、スポーツやリハビリの分野で広く活用できるとしています。

スポーツ選手の競技力の向上などのため、「モーションキャプチャー」と呼ばれる技術を使って運動する映像から関節や筋肉の動きを解析するには、センサーや専用の機器、それに専門家によるデータ解析などが必要で、簡単に行うことはできませんでした。

東京大学の中村仁彦上席研究員などの研究グループは、AI=人工知能を搭載したコンピューターと遠隔で結ばれている4台のカメラで運動する人を撮影することで、関節や筋肉の動きを立体的に可視化できるシステムを開発しました。

このシステムでは、映像からAIが関節の位置を判断して骨格のモデルに当てはめ、立体的に骨格や関節の動きが分かるほか、それぞれの筋肉が活動量によって色が変わって表示される仕組みになっています。

いったんカメラをセットすれば、撮影する現場では専用の機器や専門家の立ち会いがなくても利用できるということです。

中村上席研究員は「アマチュアのスポーツの指導やリハビリの現場など、これまで以上に広く活用してほしい」と話しています。