日本 トルコ外相会談 ロシア軍事侵攻は国際法違反で一致

ウクライナ情勢をめぐって林外務大臣は訪問先のトルコで、チャウシュオール外相と会談しました。
ロシアの軍事侵攻は国際法の重大な違反だという認識で一致し、国際秩序の根幹を守り抜くため、協調して対応していくことを確認しました。

会談は日本時間の19日夕方1時間余り行われ、冒頭、林大臣は「地域の大国、かつ日本の戦略的パートナーであるトルコとの関係を重視しており、チャウシュオール外相と一緒に両国の友好関係をさらに深化させていきたい」と呼びかけました。

そして、両外相はロシアの軍事侵攻をはじめ一連の行動は、ウクライナの主権と領土の一体性を侵害するもので、武力の行使を禁じる国際法の重大な違反だという認識で一致しました。

そのうえで、国際秩序の根幹を守り抜くため、今後も緊密に連携するとともに、さまざまな外交の舞台で協調して対応していくことを確認しました。

また、国連の安全保障理事会の常任理事国による国際法違反が起きていることを念頭に、安保理改革が必要だとの認識も共有しました。

林外相「仲介努力のトルコと有意義な議論」

会談後の記者会見で、林大臣は「地域の大国として、ウクライナ情勢で積極的に仲介努力を行っているトルコで有意義な議論ができた」と成果を強調しました。

また、トルコのチャウシュオール外相は「ロシアとウクライナの戦争の最新情勢と仲介外交のための努力について情報共有した」と述べました。
そのうえで「国連安全保障理事会をはじめとする、国際社会の仕組みを改革することが必要とされている。このテーマについて日本と一緒に行動することで合意した」とも述べ、ロシアの軍事侵攻を踏まえ、国際秩序の再構築が必要だという認識を示しました。

林大臣は20日、UAE=アラブ首長国連邦を訪れ政府要人らと会談し、国際原油市場の安定化に向けて意見を交わすことにしています。