阪神の開幕投手は2年連続で藤浪に 決定の青柳がコロナ感染で

プロ野球・阪神は、開幕投手に決まっていた青柳晃洋投手が新型コロナウイルスに感染したことを受けて、10年目の藤浪晋太郎投手が代わりに開幕投手を務めることになりました。

阪神の開幕投手をめぐっては、昨シーズン、セ・リーグの最多勝と最高勝率のタイトルを獲得した青柳投手が務める予定でしたが、17日、新型コロナウイルスの検査で陽性と判定されました。

これを受けて、矢野監督が改めて検討した結果、開幕2戦目のヤクルト戦で先発が見込まれていた藤浪投手に開幕投手を任せることを決めました。

藤浪投手は10年目の27歳。

1年目から3年連続でふた桁勝利をあげましたが、その後はコントロールに苦しみ、昨シーズンも3勝にとどまるなどここ数年は不振が続いていました。

ことしはシーズンオフに巨人のエース、菅野智之投手と自主トレーニングを行って軸足の使い方を学ぶなどフォームの改良にも取り組み、オープン戦ではきょうまで4試合に登板して防御率2点台と安定した成績を残していました。

矢野監督は「去年よりも手応えや自信を持ってシーズンを迎えられると思う。『開幕いけるやろ、じゃあ行くぞ』ときょう伝えた」と話していました。

2年連続2回目の開幕投手を任された藤浪投手は「もともと青柳さんに決まっていたわけですし、“開幕投手代行”なので、力まず落ち着いて試合に入りたい」と意気込みを述べました。