子どものワクチン接種 “2人に副反応疑いの症状” 厚労省部会

5歳から11歳の子どもを対象にした新型コロナウイルスのワクチン接種で、2人に副反応が疑われる症状があったことが18日に開かれた厚生労働省の専門家部会で報告されました。

厚生労働省は、ワクチンの副反応について検討する専門家部会で、5歳から11歳の子どもへの接種でも2人に副反応が疑われる症状があったと報告しました。

今月5日に接種した5歳の女の子がおう吐したほか、今月6日に接種した10歳の女の子が胸の痛みやけん怠感などを訴えたということです。

いずれも症状は重くなく、すでに回復したか軽快しているということです。

接種との因果関係については、情報不足などを理由に「評価できない」としています。

一方、18歳以上を対象に行われている3回目接種について、接種後に死亡した人が今月4日までに、ファイザーのワクチンを打った人で51人、モデルナのワクチンを打った人で32人と報告されました。

情報不足などを理由に接種との因果関係は「評価できない」としています。

このほか部会では、接種が原因かはっきりしないものの数か月にわたって頭痛や吐き気などの症状に悩んでいる人がいることが指摘され、厚生労働省は相談窓口や診療体制の整備を全国の自治体に求めていくことにしました。