モデルナ ワクチン4回目接種可能にするための許可をFDAに申請

アメリカの製薬会社モデルナは17日、新型コロナウイルスワクチンの効果を維持するための4回目の接種について、緊急使用の許可をFDA=アメリカ食品医薬品局に申請したと発表しました。

モデルナは17日、18歳以上を対象に、新型コロナウイルスワクチンの4回目の接種を可能にするよう、緊急使用の許可をFDAに申請したと発表しました。

申請の理由については「高齢だったり基礎疾患があったりして、重症化リスクの高い人などへの4回目の接種を、保健当局が柔軟に判断できるようにするためだ」としています。

モデルナやファイザーのいわゆるmRNAワクチンは、3回目の接種をすることで、オミクロン株に対しても、重症化や死亡を防ぐ効果を高い水準で維持していると考えられていますが、接種から時間がたつと効果が低下する可能性が指摘されていて、一部の国では、重症化リスクの高い人などに4回目の接種を行っています。

ファイザーも15日に、65歳以上を対象にした4回目の接種の緊急使用の許可を申請していて、FDAは来月、専門家の委員会を開いて必要性や対象について検討することにしています。