福島第一原発 “地震による重大な故障など確認されず” 東電

廃炉作業が行われている福島第一原子力発電所について、東京電力は会見で、16日夜の地震の影響とみられるトラブルが相次いだものの、今のところ重大な設備の故障などは確認されていないと説明しました。

東京電力は会見で、震度6弱の揺れを観測した福島第一と第二原発の状況を説明しました。

福島第一原発

この中で、福島第一原発1号機では、事故で溶け落ちた核燃料、いわゆる「燃料デブリ」がある格納容器内の圧力が地震直後に上昇、その後下降し、現在は地震前に比べて低くなっているということです。

また、格納容器内部の水位も一時、低下したということで、東京電力は圧力や水位が変化した原因を調べています。
4号機の原子炉建屋では、使用済み核燃料を取り出す目的で設置した建屋を覆うカバーの内部で、外壁を取り付けるために組んだ鉄骨の一部が落下。

けが人などは、なかったということです。

5号機と6号機では、いずれも原子炉建屋で水たまりが複数個所、確認され、東京電力は使用済み核燃料プールの水が地震の揺れであふれたとみて、水たまりができた原因を調べています。

原発の構内では、廃炉作業で出た鉄くずや作業員の防護服といった放射性廃棄物を保管している屋外のコンテナ6基が倒れ、コンテナの外に出ていた廃棄物もありましたが、放射性物質の漏えいなどはなかったということです。

福島第二原発

一方、福島第二原発でも、一部の設備が停止するなどのトラブルがありましたが、これまでのところ、大きな影響は確認されていないとしています。

東京電力は引き続き、原発構内のパトロールなどを行い、警戒することにしています。