性的暴行加え殺害 元保育士に無期懲役判決 東京地裁

おととし、東京都内で女性の家に侵入し、性的暴行を加えたうえで殺害して遺体を遺棄した罪などに問われた元保育士に、東京地方裁判所は「本来安全であるべき自宅で見ず知らずの男に襲われ、命までも奪われた被害者が感じた恐怖や屈辱、無念は筆舌に尽くしがたい」として求刑どおり無期懲役を言い渡しました。

元保育士の佐藤喜人被告(30)は、おととし9月、都内に住む30代の女性の自宅に侵入して性的暴行を加えたうえで殺害し、栃木県那須町の別荘地に遺体を遺棄したとして、殺人などの罪に問われました。

また、その年の11月には都内や埼玉県内の路上で9歳の女の子を含む3人の胸などを触ったとして強制わいせつの罪にも問われました。

17日の判決で、東京地方裁判所の坂田威一郎裁判長は、「わいせつ行為の対象として路上で見かけた女性のあとをつけて自宅を確認し、犯行に及んだ。動機は極めて身勝手で、本来安全であるべき自宅で見ず知らずの男に襲われ、命までも奪われた被害者が感じた恐怖や屈辱、無念は筆舌に尽くしがたい」と指摘しました。

また、「殺害に至った犯行のあとにも通り魔的なわいせつ行為を続けており、強い非難に値する」として求刑どおり無期懲役を言い渡しました。