自民 森山前国対委員長 年金生活者ら支援の新たな給付金で苦言

年金生活者らを支援する新たな給付金を設ける政府・与党の方針などをめぐり、自民党の森山前国会対策委員長は、制度の変更にあたっては党内で丁寧に議論する必要があるとして、党執行部の対応に苦言を呈しました。

新年度の年金支給額が今より0.4%引き下げられることを受けて、政府・与党は年金生活者らを支援する新たな給付金を設ける方針で、1人当たり5000円を支給する方向で調整しています。

これについて、自民党の森山前国会対策委員長は17日の派閥の会合で「制度でできあがっているものを変えるということは大事なことだから、党内議論をしっかりやることが自民党のいい伝統だ。ぜひそうあってもらいたい」と述べました。

新たな給付金については15日、自民・公明両党の幹事長らが岸田総理大臣に申し入れを行うまで党内で具体的な議論は行われておらず、森山氏の発言は党執行部の対応に苦言を呈した形です。