新潟 小学2年生女児殺害事件 2審も無期懲役判決 東京高裁

4年前、新潟市で小学2年生の女の子を殺害し、線路に遺体を遺棄したとして殺人などの罪に問われた被告に2審の東京高等裁判所は「刑事責任は非常に重いと言わざるを得ないが、積極的に命を奪おうとしたわけではない」として、死刑にすべきという検察の主張を退け、1審に続いて無期懲役の判決を言い渡しました。

小林遼被告(27)は平成30年5月、新潟市西区で下校途中だった小学2年生の女の子を車ではねて連れ去り、わいせつな行為をしたうえ、首を絞めて殺害して線路に遺体を遺棄したとして殺人などの罪に問われました。

1審は死刑の求刑に対し無期懲役の判決を言い渡し、検察と弁護側の双方が控訴していました。

17日の2審の判決で東京高等裁判所の大善文男裁判長は「わいせつ行為の発覚を防ぐ目的で首を絞めたが、強固な殺意があったとまではいえない。また、犯行は計画的ではなく場当たり的だ」と指摘しました。

そのうえで「被告の刑事責任は非常に重いと言わざるを得ないが、積極的に命を奪おうとしたわけではなく、同種の事件と比べても死刑を選択しなかった1審の判断に誤りはない」として、双方の控訴を退け、無期懲役を言い渡しました。

弁護士「玉虫色の判決だ」上告する意向

判決のあと小林被告の弁護士は、検察と弁護側双方の主張が退けられたことについて「玉虫色の判決だ」と述べ、最高裁判所に上告する意向を明らかにしました。

被告と面会したところ、判決を淡々と受け止めている様子だったということです。