反戦訴えたロシア国営テレビ職員 報復受けないよう国連が要請

ロシアの国営テレビのニュース番組の放送中に反戦を訴え、拘束された職員のマリーナ・オフシャンニコワさんについて、国連人権高等弁務官事務所の報道官は15日に行われた記者会見の中で、「彼女が表現の自由の権利を行使したことについて、報復を受けないよう当局に対して強く要請する」と述べて、今後もロシア当局の対応を注視する姿勢を示しました。

仏 マクロン大統領 “職員を支援する用意ある”

またロイター通信によりますと、フランスのマクロン大統領は15日、記者団に対し、「わが国の大使館やそれ以外の手段を通じて、彼女を支援するための外交的な働きかけを行っている」と述べて、フランス政府としてオフシャンニコワさんを支援する用意があることを明らかにしました。

そのうえで、ロシアのプーチン大統領と次の電話会談を行う際にこの問題について取り上げる考えを示しました。