
新型コロナのクラスター 保育所など児童福祉施設で過去最多に
新型コロナウイルスの感染で、全国で確認されたクラスターなどの数は、14日までの1週間で1161件と、前の週から減少したものの、保育所などの児童福祉施設では229件と過去最多となったことが厚生労働省のまとめでわかりました。
厚生労働省は毎週、報道などをもとに自治体がクラスターと認定した事例や2人以上が感染した事例をまとめています。
それによりますと、14日までの1週間に全国で確認されたクラスターなどは合わせて1161件と、過去最多だった前の週から102件減少しました。
一方で、
▽保育所などの「児童福祉施設」では229件と、前の週から56件増え過去最多となっています。
また、
▽「学校・教育施設等」でも前の週から59件増え、318件となりました。
保育所や学校など子どもに関係する施設は一時、減少していましたが、再び増加に転じた形です。
一方、施設別で最も多かったのは
▽「高齢者福祉施設」で341件で過去最多だった前の週と比べて168件減少しました。
▽「医療機関」は前の週から43件減少し96件でした。
このほかでは
▽「企業等」が84件、
▽「障害者福祉施設」が69件、
▽「飲食店」が14件、
▽「運動施設等」が7件などとなっています。