ウクライナから福岡の大学に入学の留学生3人 福岡空港に到着

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続く中、ウクライナから福岡県の大学に入学する留学生3人が15日夜、福岡空港に到着しました。

15日夜、福岡空港に到着したのは、ウクライナ人留学生3人です。

空港では、留学先となる福岡県太宰府市の日本経済大学の関係者らが国旗やプラカードなどを持って出迎えました。

大学によりますと、3人はこのあと、寮生活や今後の日程などについて説明を受けたということです。

3人は、ウクライナの首都キエフや西部の都市リビウで暮らしていましたが、ロシアによる軍事侵攻を受けて今月初めから隣国のポーランドに避難していたということです。

日本経済大学はおととし、ウクライナにある2つの大学と学生の交換留学などについて協定を結んでいて、3人は半年から1年間、日本語や経営学などを学ぶ予定です。
日本経済大学の都築明寿香学長は「母国が大変な状況の中、親元を離れて来る学生なので、心のケアをしっかりしながら、充実して前向きに希望が持てる学生生活を送ってもらいたい」と話していました。

日本経済大学では、3人に加え、ウクライナから避難してくる学生70人を受け入れることも決めていて、大学による避難民の受け入れは全国で初めてだということです。