ウクライナ大統領 ポーランド首相などと会談 事態収拾に協力を

ウクライナのゼレンスキー大統領は15日、首都キエフを訪問したポーランド、チェコ、そしてスロベニアの首相と会談し、事態の収拾に向けた各国の協力に期待を示しました。

ロシア軍による攻撃が続くウクライナの首都キエフに15日、ウクライナの隣国のポーランドのモラウィエツキ首相をはじめ、チェコとスロベニアの首相が訪れ、ゼレンスキー大統領と会談しました。

会談の詳しい内容は明らかにされていませんが、会談のあと報道陣の取材に応じたゼレンスキー大統領は「われわれはこの3か国を信じていて、ウクライナの今後の安全保障やEU=ヨーロッパ連合における未来などが確保されることを確信している」と述べ、事態の収拾に向けた各国の協力に期待を示しました。

会談を行った、ポーランドのモラウィエツキ首相は「EUはウクライナに対して加盟候補としての地位を迅速に与えるとともに、国土を守るための武器を供与すべきだ」と述べ、EUがより積極的にウクライナを支援すべきだと主張しました。

また、チェコのフィアラ首相は「われわれの訪問の目的は『あなたは1人ではない』と伝えることだ。ヨーロッパはウクライナとともにある」と述べたほか、スロベニアのヤンシャ首相も「ウクライナの戦いは自国のためだけでなく、ヨーロッパの基本的価値である自由と民主主義、国家の主権のための戦いだ」と述べ、ウクライナとの連帯を強調しました。