5~11歳のワクチン接種 1回目終了は約7万7000人 対象の1%程度

今月から新型コロナウイルスワクチンの5歳から11歳の子どもへの接種が本格化していますが、これまでに1回目の接種を終えた子どもは全国でおよそ7万7000人と対象の1%程度となっています。

5歳から11歳の子どもを対象にしたワクチンは、今月から接種が本格化しています。

VRS=ワクチン接種記録システムの集計によりますと、15日現在、全国で1回目の接種を終えた子どもは7万7766人と対象となるおよそ741万人の1%程度となっています。

ワクチンは3週間の間隔をおいて2回目を接種しますが、国は今週までに全国の自治体に290万回分のワクチンを配送し来月下旬にかけて対象の8割にあたる1191万回分を配送する予定です。

5歳から11歳のワクチンは厚生労働省が無料で受けられる公的な予防接種に位置づけて接種を勧めている一方で、現時点では保護者に対して子どもに接種を受けさせるよう努めなければならない「努力義務」とはしていません。

厚生労働省は保護者と子どもがかかりつけの医師とも相談してメリットとデメリットを踏まえたうえで、接種するかどうか判断してほしいとしています。

全国の新規感染者の数は今月8日までの1週間でおよそ34万人と減少傾向にありますが、このうち10歳未満の子どもは6万5000人余りと全体の19%を占め、年代別で最も割合が高くなっています。