「福岡国際マラソン」12月に復活へ 新たな運営体制を構築

財政が厳しくなり去年の大会でいったん幕を下ろした「福岡国際マラソン」が、新たな運営体制を構築できたとして、ことし12月に復活することになりました。

1947年に始まった福岡の冬の風物詩、福岡国際マラソンは、瀬古利彦選手や宗兄弟の三つどもえの争いなど、数々の名勝負を生んできましたが、トップ選手の出場が減って注目が低下したことに伴い財政が厳しくなったことから、去年12月のレースを最後に幕を下ろしました。

主催団体の1つである日本陸上競技連盟は14日、福岡県や福岡陸上競技協会が大会実行委員会として主催者に入るなど、新たな運営体制を構築できたとして、後継大会として復活することを発表しました。

大会名は、福岡国際マラソンを踏襲する形で、福岡市の平和台陸上競技場を発着とする従来のコースで、ことし12月4日に開催される予定です。

参加者は、男子のトップレベルの選手に限られ、日本陸連の尾縣貢会長は「歴史と伝統を引き継ぎながら新たな形で開催できることになり、大変うれしく思う。地元・福岡の皆様、そして全国の皆様にも一層のご支援をいただきたい」とコメントを出しました。

「防府読売マラソン」と同日の開催に

日本陸上競技連盟は福岡国際マラソンをことし12月4日に行うと発表しましたが、これに伴って、同じくトップレベルの選手が出場し、山口県防府市で行われる「防府読売マラソン」と同じ日程となりました。

もともと防府読売マラソンは12月の第3週の日曜日に開催していましたが、去年11月、福岡国際マラソンが幕を閉じることを受けて、12月の第1週の日曜日に変更することを発表していました。

しかし福岡国際マラソンが従来どおりことし12月の第1週の日曜日に復活することになったため、トップレベルの選手が出場するレースの日程が重なる異例の事態が生じました。

日本陸連は「トップレベルの選手が競う大会2つが同じ日に重なるのは、われわれも好ましいことではないと思ったが、大会の総合的な事情もあって、調整が難しい状況になり、同日開催を回避することができなかった」と説明しています。