東京外環道トンネル工事 “一部中止は不服” 住民が即時抗告

首都圏の環状道路の1つ、「東京外かく環状道路」のトンネル掘削工事について、全面的な中止を求めている住民たちは、先月、裁判所が一部の区間に限って中止を命じた決定を不服として、14日、東京高等裁判所に即時抗告しました。

東京外かく環状道路=通称「外環道」の建設予定地の周辺住民たちは「シールドマシン」という巨大な掘削機で地下深くを掘り進める方法には問題があるとして、国と東日本高速道路などにトンネル掘削工事そのものの中止を求めています。

東京地方裁判所は2月28日、「有効な対策が採られないまま同じ工法で工事が再開されれば身体や生命に危険が生じるおそれがある」などとして、陥没した地域を含むおよそ9キロの区間にかぎり、同じ工法での工事の中止を命じる仮処分の決定をしました。

主張が認められたのは東京ジャンクションから中央ジャンクション先までの区間で、そのほかについては訴えを退けました。

決定を受けて住民側は対応を検討していましたが、弁護団によりますと、すべての工事を中止すべきだとして、14日、東京高等裁判所に即時抗告したということです。

一方、国や東日本高速道路なども今後、決定を不服として異議を申し立てるとみられますが裁判所の判断が覆らないかぎり、工事ができない状態は続くことになります。