北海道 “まん延防止措置” 延長は要請せず 21日終了で調整

北海道は今月21日が期限となっているまん延防止等重点措置について、新規感染者数に加え、懸念されてきた病床使用率についても減少傾向に転じたことから、政府に延長は要請せず、期限どおり終える方向で調整に入りました。

道内では人口10万人当たりの直近1週間の新規感染者数は、前の週と比べて1倍を下回り、減少傾向が続いているほか、病床使用率も13日時点で、道内全域では27.2%、一時、50%近くまで上昇した札幌市でも32.8%と、減少傾向に転じました。

こうした状況を踏まえ、道は、ことし1月27日の適用以降、2回にわたり延長してきた道内全域のまん延防止等重点措置について、政府に延長は要請せず、期限どおり21日で終える方向で調整に入りました。

道は専門家にも意見を聞いたうえで、15日に対策本部会議を開き、方針を決めるとともに、期限後の今月22日以降に講じる対策について検討を進めることにしています。