スキージャンプW杯 高梨沙羅は7位 今シーズン総合順位は5位

スキージャンプ女子のワールドカップ個人の今シーズン最終戦がドイツで行われ、エースの高梨沙羅選手は7位で、総合順位は5位となりました。

スキージャンプ女子のワールドカップは13日、ドイツで個人の今シーズン最終戦が行われ、日本からは、エースの高梨選手など5人が出場しました。

高梨選手はヒルサイズ100メートルのノーマルヒルの1回目で88メートルにとどまり、9位となりました。

2回目はジャンプに不利な追い風の中、96メートルと飛距離を伸ばし、合計249.3で順位を2つ上げて7位でした。

高梨選手は、今シーズンのワールドカップ個人に合わせて15戦出場して3勝を挙げ、みずからが持つ男女を通じたワールドカップの通算勝利記録を「63」勝としました。

また総合順位を5位で今シーズンを終えました。

このほか日本勢は伊藤有希選手が14位、勢藤優花選手が22位、岩渕香里選手が28位、岩佐明香選手は、上位30人による2回目に進めず最終戦を終えました。

優勝は北京オリンピックの金メダリスト、スロベニアのウルシャ・ボガタイ選手で今シーズン3勝目を挙げました。

高梨沙羅「この場では答えを出せない」

今シーズンを終えて高梨沙羅選手は「ことしの最大の目標であったオリンピックでは、自分の役割、やるべきことができず、チームの皆さんに本当に迷惑をかけてしまった。それでも周りの選手やスタッフ、関係者の皆さんに助けられて今、この場に立つことができていると思う。ワールドカップも最終戦まで戦うことができるかどうかは、自分の中で考えられなかったが、たくさんの人に支えられて最終戦まで戦うことができた。本当に幸せでした」と振り返りました。

来シーズンに向けては「今シーズンが終わったばかりで、なかなか次のことについて考えられていない。はい。えっと」と話したあと10秒ほど沈黙した上で「来シーズンに向けて自分がどうしていくかについては考えて、周りの人たちと話し合いをしなければならないと思っているので、今、この場では答えを出せない」と話しました。

最後に応援してくれたファンに対して「シーズンを通して応援して下さりありがとうございました。今後のことについては、まだ、この場では明確な答えを出せていないのが現状だ。よくよく自分で考えて次に向かうべきところを目指して、走っていきたいと思います」と話していました。

伊藤有希「若い選手と一緒にチームを作っていきたい」

伊藤有希選手は「シーズンの始めは予選通過もままならない状態でスタートしてしまったが、北京オリンピックに向けてはやれることをすべてして臨めたと思う。運にも助けてもらったがワールドカップでは、4年ぶりに表彰台にも上がることができて、今シーズン、たくさんの経験をさせてもらった」と明るい表情を見せながらシーズンを振り返りました。

来シーズンに向けては「若い選手と一緒にワールドカップを転戦することが目標。日本のジュニアの選手たちが力をつけてきているので、その選手たちにもワールドカップに出場できるようになって欲しいし、私もその選手たちに枠を奪われないように、自分も代表にしがみつきながら若い選手と一緒にチームを作っていきたい」と話していました。