鹿児島 枕崎沖で瀬渡し船が全焼 15人全員救助も9人病院搬送

13日午後、鹿児島県の枕崎沖を航行していた瀬渡し船が全焼して沈没しました。海上保安部によりますと、乗っていた15人全員が海に飛び込んで近くにいた船に救助されましたが、子どもを含む9人がやけどなどを負って手当てを受けているということです。

13日午後2時半すぎ、鹿児島県の枕崎沖を航行していた瀬渡し船「グランドライン栄真丸」の船長から第10管区海上保安本部に、「火災が発生して航行できない」という連絡がありました。

海上保安本部が巡視船やヘリコプターを出して救助に向かったところ、現場で船体から立ちのぼる黒い煙や炎が確認されました。

鹿児島海上保安部によりますと、この瀬渡し船には乗客14人と船長1人の合わせて15人が乗っていて、火災が発生したあとに全員が海に飛び込んだということです。

15人は近くにいた船に救助され、午後4時すぎに枕崎市の枕崎港に到着しました。

15人のうち10代の子どもを含む9人がやけどや擦過傷を負ったため病院に搬送されましたが、枕崎市消防本部によりますと、いずれも意識はしっかりしていて命に別状はなく、全員歩くことができるということです。

搬送されたのは▽60代が4人▽40代が1人▽30代が3人▽10代が1人だということです。

瀬渡し船はその後、沈没して火災の原因は分かっておらず、海上保安部は詳しい状況などを調べています。

瀬渡し船が沈没したのは枕崎港から南西におよそ12キロ離れた海域で、この船は離島の黒島で釣り客を乗せ、枕崎港に戻る途中だったということです。

15人救助の男性は

瀬渡し船の船長からの連絡を受けて船で現場に駆けつけた男性によりますと、瀬渡し船は激しく燃えていて、乗客や船長は救命胴衣を着けて海上に浮いていたということです。

船に引きあげると、軽いやけどをしている人や低体温症のような症状を訴え、ぐったりした様子の人もいたということです。

男性は15人全員を乗せて枕崎港に運び、乗客らは港で待機していた救急隊員の姿を見ると安心した様子だったということです。