【詳細】ロシア ウクライナに軍事侵攻(14日の動き)

ロシアによるウクライナに対する軍事侵攻が続いています。

ウクライナの各地でロシア軍とウクライナ軍が戦闘を続けていて、大勢の市民が国外へ避難しています。戦闘の状況や関係各国の外交などウクライナ情勢をめぐる14日(日本時間)の動きを随時更新でお伝えします。
(日本とウクライナとは7時間、ロシアのモスクワとは6時間の時差があります)

空爆受けた病院から救出の妊婦死亡 マリウポリ

ロシア軍が攻勢を強めているウクライナ東部の都市マリウポリで、9日のロシア軍による空爆で破壊された病院から救出されていた妊婦のうちの1人について、AP通信は14日、死亡したことが確認されたと伝えました。

死亡した女性は9日、攻撃を受けた直後の病院の様子を撮影した映像で、腰のあたりを負傷し、担架に乗せられて運ばれていた妊婦で、不安そうな表情で、おなかのあたりをなでる姿がとらえられていました。

AP通信は、病院で治療にあたった医師の話として「当時、女性3人が運び込まれ、このうち1人は骨盤が押しつぶされるなどしてショック状態にあり、危険な状態だった。帝王切開の手術を行ったが子どもはすでに息がなく、救命措置を行ったが母子ともに亡くなった」と述べたと報じ、この妊婦が子どもとともに死亡したことが確認されたということです。

“チェルノブイリ原発への送電線 再び損傷” ウクライナ電力会社

ウクライナの電力会社は14日、チェルノブイリ原発への送電線がロシア軍の攻撃によって再び損傷したと発表しました。

この損傷によって原発への外部からの電力供給がすべて失われたかどうかについては明らかになっていませんが、ロイター通信は、関係者の話として、チェルノブイリ原発では、ディーゼル発電機による電力供給が行われていると伝えています。

ウクライナから国外に避難 “280万人超え”

UNHCR=国連難民高等弁務官事務所のまとめによりますと、ロシアによる軍事侵攻を受けてウクライナから国外に避難した人の数は13日時点で280万人を超えました。

このうち、およそ6割にあたる172万人余りがポーランドに避難したということです。

このほか、ハンガリーに避難した人が25万人余り、スロバキアが20万人余り、モルドバが10万人余り、ルーマニアが8万人余りなどとなっています。また、ロシアに避難した人も13万人余りとなっています。

赤十字 マリウポリで数十万人が物資不足

ICRC=赤十字国際委員会は13日、ウクライナ東部のマリウポリで数十万人の市民が食料や水、医薬品などの深刻な不足に直面していると窮状を訴えました。

発表によりますと、赤十字のスタッフを含めてあらゆる年代の人たちが暖房のない地下室に避難していて、食料や水を求めて、わずかな時間外に出ることも命懸けだということです。

重傷者や衰弱している人を治療することができなくなっているほか、市民や兵士の遺体は、がれきの下や野外でそのままになっているとしています。

現地スタッフの1人は、「戦闘の音は絶えない。建物は攻撃され、砲弾の金属片などがいたるところで飛び交っている。これがすべての市民が直面している状況だ」と激しい戦闘が続いている状況を明らかにしました。

赤十字国際委員会は、「市民の安全と食料や水、避難所へのアクセスは保証されなければならない。さらなる悲劇を防ぐため、紛争の当事者は市民が安全に避難できるよう、早急に具体的な合意に至る必要がある」として人道支援を安全に行うための環境の確保や一刻も早い停戦の実現を訴えました。

ロシア財務相「約35兆円の海外資産が凍結に」

ロシアのシルアノフ財務相は13日、ロシアの国営テレビに対し「ロシアが保有する金と外貨準備の総資産は、およそ6400億ドルだが、現在、およそ3000億ドルが使えない」と述べ、欧米などの経済制裁によって、半分近くにあたるおよそ3000億ドル、日本円でおよそ35兆円の海外資産が凍結されていると明らかにしました。

また、シルアノフ財務相は、外貨準備の一部として、中国の人民元を保有しているとしたものの欧米がこうした資産の使用などを制限するよう中国に圧力をかけていると批判しました。

そのうえで「中国とのパートナーシップは、これまでの関係を維持するだけでなく、欧米の市場が閉ざされているなかで拡大できると思う」と述べ、中国との経済協力が一層強化されることに期待を示しました。

首都キエフ北部の住宅をロシア軍が攻撃 1人死亡3人けが

ウクライナの非常事態庁によりますと、14日、首都キエフ北部のオボロン地区にある集合住宅が、ロシア軍の攻撃を受け、これまでに1人が死亡し、3人がけがをしたということです。
現場を撮影した映像では、9階建ての集合住宅の中低層部分が真っ黒に焼け焦げ、救助隊が建物から住民を助け出す様子などが映されています。この集合住宅に住む男性は「部屋から出てみたら、階段がなくなっていてすべてが燃えていました。バルコニーをつたってなんとか避難しました」と話していました。また別の男性は「ここは住宅地なんだ。ふざけている。何も言葉が出ません」と憤った様子でした。

オンライン交渉「これから始まる」(日本時間17時半ごろ)

停戦に向けたロシアとウクライナの交渉について、ウクライナ代表団のポドリャク大統領府顧問は日本時間の14日午後5時半ごろ、ツイッターに投稿した動画で、「これから始まる」と述べ、その後、オンライン形式での交渉が行われていると明らかにしました。

交渉をめぐっては、ロシア側から進展に期待する見方が示されるとともに、ウクライナ側も作業部会を設置して具体的に進めていると明らかにしたうえで、ロシア側の姿勢に建設的な動きが見られるとしています。

ゼレンスキー大統領「首脳会談実現へ可能なかぎりのことする」

ウクライナのゼレンスキー大統領は13日、SNSに動画を投稿し、ロシアとウクライナの停戦に向けた交渉について、「両国の代表団は、毎日、ビデオ会議をしている。われわれの代表団には明確な任務があり、それは、両国の大統領の会談が実現するよう可能なかぎりのことをすることだ。会談は人々が求めていることだ。困難だが、必要な道だ」と述べ、代表団による交渉などを踏まえてプーチン大統領との首脳会談に臨む意欲を示しました。

「ロシアとの暗号資産の取り引き対策徹底を」金融庁と財務省 

ロシアがビットコインなどの暗号資産を使って経済制裁を回避するのを防ぐため、金融庁と財務省は暗号資産の交換業者に対して対策を徹底するよう求めました。

それによりますと、金融庁と財務省は暗号資産の交換業者30社に対しロシアとの暗号資産の取り引きについて、顧客が指定する受取人のアドレスの確認を徹底したうえで経済制裁の対象者だと分かった場合には送付しないことや、送り先が制裁の対象者と判明した場合は金融庁と財務省に速やかに報告すること、それに取り引きのモニタリング=監視を強化することなどを求めています。

欧米や日本は、ロシアに対して世界各国の金融機関が参加する国際的な決済ネットワーク、SWIFTから一部の銀行を締め出すなどの制裁を課していますが、通貨の代わりにビットコインなどの暗号資産が使われることで制裁の抜け穴になるという指摘が出ていました。

ウクライナ副首相「日本ありがとう」

ウクライナの副首相が13日、これまでに支援を寄せた各国政府や国際機関、それに著名人などに感謝を伝える動画メッセージをツイッターに投稿しました。

投稿された動画は1分余りで「最も近い隣国は戦車で攻撃してきますが、私たちはそれ以外の“ご近所”の皆さんに感謝を伝えたい」とのナレーションで始まります。

この中で、ドイツの人々に対しては「反戦デモを続けてくれてありがとう」と伝え、スイス政府に対しては、「必要な制裁をありがとう」などとそれぞれの国で広がったウクライナに共感する動きに感謝の気持ちを伝えています。

日本に対しても、岸田総理大臣の映像とともに女性のナレーターが日本語で「日本、ありがとうございました」とメッセージを寄せています。

動画の最後は「これほど多くの“ご近所さん”がいるとは知りませんでした。“ご近所”の皆さん、ありがとう」とのナレーションで結ばれています。

銃撃され死亡した米ジャーナリスト 同行者が当時の状況語る

首都キエフの近郊でロシア軍に銃撃され死亡したアメリカ人のジャーナリストに同行していた男性カメラマンが、搬送されたキエフ市内の病院で13日、当時の状況を語りました。

カメラマンは「イルピンの橋を渡って、住民が避難するところを撮影する予定だった。私たちが車に乗って、検問所を過ぎたときに銃撃が始まった。ブレント・ルノーさんは首を撃たれた」と当時の状況について説明しています。

ロシアで厳しい取締り 抗議デモで拘束1万4000人超

ロシア国内では、ウクライナへの軍事侵攻に反対する市民の抗議活動がやまず、プーチン政権の厳しい取締りが続いています。

ロシアの人権監視団体によりますと軍事侵攻が始まった先月24日以降、これまでにロシア国内で抗議デモに参加し、拘束された人は、1万4900人以上にのぼるということです。

首都キエフでは地下鉄の構内で寝泊まりする人も

ウクライナの首都キエフでは、多くの市民が市内の地下鉄に避難しています。

日本語教師をしているアリョーナ・ブィチコフスカさん(33)もその1人で、現地時間の13日夕方、NHKのインタビューに応じ「怖いですが、頑張ります」と話していました。
ブィチコフスカさんは、夫と夫の姉、それに飼っている猫とともに、キエフ市内の地下鉄の構内で寝泊まりしながら避難生活を送っています。

ブィチコフスカさんが撮影した地下鉄の構内の映像には、ホーム横の通路に、避難している人たちが家から持ち込んだ毛布を敷いて生活している様子がうつっていて、中には、小さい子ども連れの親子もいます。

「ロシアが中国に軍事物資の支援を求めている」米メディア

アメリカの有力紙ワシントン・ポストなど複数のメディアは13日、アメリカ政府関係者の話としてロシアがウクライナへの軍事侵攻を開始して以降、中国に対して軍事物資を提供するよう求めていると伝えました。

ロシアがどのような兵器を求めているのかや、中国側の反応については明らかにしていませんが、この政府関係者は「ロシアが特定の兵器の不足に直面している」と指摘したということです。

ウクライナから国外に避難 “269万人超え”

UNHCR=国連難民高等弁務官事務所のまとめによりますと、ロシアによる軍事侵攻を受けてウクライナから国外に避難した人の数は12日時点で269万人を超えました。

前日からおよそ10万人増えています。

このうち、およそ6割にあたる165万人余りがポーランドに避難したということです。

このほか、ハンガリーに避難した人が24万人余り、スロバキアが19万人余り、モルドバが10万人余り、ルーマニアが8万人余りなどとなっています。

また、ロシアに避難した人も10万人余りとなっています。

IAEA チェルノブイリ原発 電源供給が復旧と明らかに

ロシア軍による占拠後、今月9日から電源が失われていたウクライナ北部のチェルノブイリ原子力発電所について、IAEA=国際原子力機関のグロッシ事務局長は、損傷した送電線の一部を修理したことで外部からの電源供給が復旧したと明らかにしました。

一方で、チェルノブイリ原発が2月、ロシア軍に占拠されて以降、職員らが休みなしに働き続けた結果、心身ともに疲労がたまっていて、原発の安全に関わる機器の修理や保守に支障が出ているとの連絡がウクライナ側からあったとしています。
グロッシ事務局長は「職員たちがますます悲惨な状況に直面している」などとして、原発の安全確保に向け、IAEAとしてさらに迅速に対応していく必要があるという考えを強調しました。

ブラジル サンパウロ ウクライナ系住民が祈り

ブラジルでは、19世紀の末からウクライナ人の移住が本格化し、ウクライナからの移民とその子孫は、南米で最も多いおよそ60万人に上るとされています。
このうちのおよそ1万人が暮らす最大都市サンパウロでは、毎週日曜日に、住民たちがカトリックの教会でミサを行っています。
13日もおよそ100人が集まり、ロシアによる軍事侵攻で亡くなった人たちを悼むとともに、ウクライナの平和を願って祈りをささげました。

ロシア軍の攻撃 一般市民も被害 公共放送伝える

ウクライナの公共放送は動画投稿サイト、ユーチューブで国内の被害状況を英語で連日、伝えています。
13日の動画では、ロシア軍の攻撃を受けたウクライナ西部にある軍の施設の被害について、死亡した35人やけがをした134人の中には一般市民も含まれると伝えています。

またロシア軍が掌握したと主張する南部の都市ヘルソンでは、13日、数千人の市民が「ヘルソンはウクライナだ」などと叫びながらデモ行進をしたと報じています。

ドニプロルドネ市長「ロシア軍に拉致」ウクライナ外相が明らかに

ウクライナのクレバ外相は13日、南東部ザポリージャ州の都市、ドニプロルドネの市長について「ロシア軍に拉致された」と、SNSで明らかにしました。

ウクライナ側は、11日にもザポリージャ州の別の都市、メリトポリでも、市長がロシア軍によって拉致されたと発表しています。
12日には、占拠された市庁舎の外で市長の解放を求める抗議デモがあり、ウクライナ政府によると、2000人以上の市民が参加したということです。

アメリカ シャーマン国務副長官「圧力は効果見せ始めている」

アメリカのシャーマン国務副長官は13日、FOXテレビに出演し、「われわれの目標の1つはロシアのプーチン大統領に大きな圧力をかけて彼の考えを変えさせ、侵攻を終わらせることだ。この圧力は効果を見せ始めていて、真の意味で真剣な交渉を行う意思を示す兆候が見えてきた」と指摘しました。

一方、アメリカのホワイトハウスで安全保障政策を担当するサリバン大統領補佐官はCNNテレビに出演し、ロシア軍がポーランドとの国境に近いウクライナの西部で空爆を行ったことについて、「プーチン大統領は首都キエフなど主要都市への侵攻に思っていたほどの進展がないことにいらだっており、攻撃目標を拡大し、国のあらゆる場所で被害を与えようとしている」と警戒感を示しました。
またサリバン大統領補佐官はCBSテレビで、アメリカなどがロシア側が化学兵器を使用するのではないかと懸念を示していることについて、「もしロシアが化学兵器を使用すれば厳しい代償を払うことになる」と強く警告しました。

キエフ近郊のイルピン 銃声の中で住民避難

現地からの映像では破壊された橋の脇でお年寄りが周囲の人に手を引かれながら川にかけられた板の上を歩いて渡る様子が確認できます。
橋の上には何台もの車が焼けた状態で放置され、街なかでは、屋根が崩れたり窓が割れたりした建物もあります。

ロシア国内で抗議続く 報道関係者も拘束か

ロシア国内では、ウクライナへの軍事侵攻に反対する人たちに対するプーチン政権の圧力が強まる中、13日も、各地で抗議活動が続いていて、「戦争反対」などとシュプレヒコールを上げました。
ロシアの人権監視団体によりますと、これまでに37の都市で抗議活動に参加した合わせて860人以上が治安当局に拘束されたということです。

また、第2の都市サンクトペテルブルクで撮影された映像では「プレス」と書かれた黄色いジャケットを着て取材していた報道関係者とみられる人たちも拘束される様子が捉えられています。
プーチン政権は、ロシア国内で戦争反対の声が広がることに神経をとがらせていて、ソーシャルメディアの利用を制限するなど、情報統制をいっそう強めています。

アメリカ人ジャーナリスト ロシア軍の銃撃で死亡

ニューヨーク・タイムズなどアメリカの複数のメディアは13日、ウクライナ当局の話としてウクライナで取材中だったアメリカ人のジャーナリストで映像作家のブレント・ルノーさんがロシア軍に銃撃され死亡したと伝えました。
ルノーさんはウクライナの首都キエフの中心部から西に20キロほどの街、イルピンで取材中だったということで、ほかにもけがをしたジャーナリストがいるということですが詳しい状況はわかっていません。

米中高官 ウクライナめぐり協議と発表

アメリカ・ホワイトハウスは13日、ホワイトハウスで安全保障政策を担当するサリバン大統領補佐官が中国で外交を統括する楊潔チ政治局委員と14日にイタリアの首都ローマで会談すると発表しました。
声明によりますと会談では米中両国の間の競争を管理するための取り組みに加えてロシアによるウクライナへの軍事侵攻が地域と世界の安全保障に与える影響について協議するということです。
アメリカのメディアはロシアによる軍事侵攻が始まって以降、米中両国の政府高官が対面で会談するのはこれが初めてだと伝えています。

発表に先だってサリバン大統領補佐官はCNNテレビに出演し、「中国がロシアに対して経済的な支援を含めて実際に支援を行うのかどうか注視している」と述べました。
そのうえで「経済制裁によるロシアの損失を補てんするようなことはいかなる国であっても許さないと中国に伝えている。ロシアを支援すれば結果が伴う」と強調しました。
中国はアメリカなどが行っているロシアへの制裁に反対する考えをこれまで示していて、高官による会談でも議論になるものとみられます。

※チは竹冠に雁垂の中に虎。

マリウポリで2000人超の市民犠牲か

国連人権高等弁務官事務所は、今月12日までにウクライナ国内で少なくとも596人の市民が死亡したと発表しました。このうち43人は、子どもだとしています。
犠牲者の多くは、砲撃やミサイル攻撃、空爆などによって命を落としたということです。
一方、ウクライナ議会は13日、東部のマリウポリで「人道的な大惨事が起きている」とした上で、ロシア軍による攻撃でこれまでに2187人の市民が死亡したと、SNSで発表しました。
およそ100発の爆弾が投下され、病院などのインフラが破壊されたとしています。

ベルリンで抗議の大規模デモ

市内の中心部では、警察の発表で2万人から3万人が集まり、参加者たちは「戦争をとめろ」とか、「ウクライナの人々のために平和と連帯を」などと書かれた横断幕を掲げて行進し、直ちに停戦するよう訴えました。
参加した女性は「市民まで犠牲になるのは決して許されないことで、ウクライナへの連帯を示したい」と話していました。
また、別の女性は「戦闘をさらにエスカレートさせてはならず、一市民として反対していることを示さなければならない」と話していました。

ウクライナ南部 ミコライフ 空爆で9人死亡

ウクライナ南部のミコライフ州の知事は、13日、ミコライフでロシア軍による空爆によって9人が死亡したと、自身のSNSで明らかにしました。
ミコライフは、ウクライナ南部にある最大の港湾都市オデッサの東側に位置していて、南ウクライナ原子力発電所があります。

人道回廊で約12万5000人避難

ウクライナのゼレンスキー大統領は、13日、SNSに動画を投稿し、「人道回廊」と呼ばれる避難ルートについて、これまでに「およそ12万5000人を安全な場所に避難させた」と述べました。
また、食料などの支援物資を載せて東部マリウポリに向かっている車両について「目的地までわずか80キロの所まで来ている」とした一方で、ロシア軍が支援を妨げていると非難しました。

ローマ教皇「許されない攻撃」

ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇は13日、バチカンでの日曜日の祈りでウクライナ東部のマリウポリなどでのロシア軍の攻撃について触れ、「子どもたちや罪のない人々を殺害するという残酷な行為に戦略上の理由などない。街が墓地になる前にこの許されない武力攻撃を止めることが必要だ」と訴えました。
そして「交渉に向けた、真の、決定的な動きが起きますように。また人々が安全に避難できますように。そしてこの虐殺を止めてください」と訴え、多くの信者たちとともに、平和への祈りをささげました。