財務省決裁文書改ざん 佐川元理財局長の部下らを証人申請へ

財務省の決裁文書の改ざんに関与させられ、自殺した近畿財務局の男性職員の妻が「夫の死の真実が知りたい」と佐川元理財局長に対して起こしている民事裁判で、妻側は佐川氏の具体的な指示の内容を明らかにしたいとして、当時の部下らの証人尋問を裁判所に申請する方針を示しました。

森友学園に関する決裁文書の改ざんに関与させられ自殺した近畿財務局の職員、赤木俊夫さん(当時54歳)の妻の雅子さんが、国と佐川元理財局長に賠償を求めている民事裁判は、国側は、全面的に請求を受け入れて終わりましたが、佐川氏との裁判は審理が続いています。

11日、大阪地方裁判所で行われた進行協議で、妻側は、改ざんの指示の具体的な内容や財務省内部でのやり取りを明らかにしたいとして、佐川氏本人のほか、証人として理財局の当時の総務課長や国有財産審理室長、近畿財務局の赤木さんの元上司など、5人の尋問を裁判所に申請する方針を示しました。

雅子さんの代理人の生越照幸弁護士は「佐川氏がどんな指示をして、その指示が近畿財務局にどうやって伝えられたのか。現場が反発しているのに、なぜ改ざんが止まらなかったのか明らかにしたい」と話しています。