小池都知事 “ロシアの友好都市などとの交流を停止”

東京都の小池知事は「ウクライナとの連帯を示す」として、軍事侵攻を行うロシアにある、都の友好都市などとの交流を停止すると発表しました。

東京都は、1991年からロシアのモスクワ市と姉妹友好都市の関係にあるほか、2015年からは、トムスク州との間で、大学や観光分野での交流などを行っています。

11日の記者会見で小池知事は、これらの都市について「ウクライナとの連帯を示すという意味で交流を停止する」と発表しました。

都によりますと、現在具体的に予定されている交流事業はないということです。

都が、友好都市などとの交流を停止するのは、今回が初めてです。

一方、小池知事は、ウクライナからの避難民を受け入れるため、都営住宅100戸をすでに確保し、最大700戸まで拡大する考えがあることを明らかにしました。

入居した場合は、生活に必要な備品は都が用意し、衣類の提供などの支援も行うということです。

小池知事は「どれぐらいのニーズがあるかは国がどのような判断をするかによって変わってくると思う。国のこれからの方針なども見極めながら、都として準備していきたい」と述べました。