東京都 新型コロナ 26人死亡 8464人感染 前週金曜比2000人余減

東京都内の11日の感染確認は、1週間前の金曜日より2000人余り少ない、8464人でした。
また、都は、感染が確認された26人が死亡したと発表しました。

東京都は、11日、都内で新たに「10歳未満」から「100歳以上」の8464人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の金曜日より2000人余り減りました。

11日までの7日間平均は9108.7人で、前の週の80.9%でした。

前の週を下回るのは28日連続です。

11日確認された8464人を年代別に見ると
▼10歳未満が1554人、
▼10代が1125人、
▼20代が1309人、
▼30代が1507人、
▼40代が1508人、
▼50代が761人、
▼60代が285人、
▼70代が196人、
▼80代が152人、
▼90代が64人、
▼100歳以上が3人となっています。

このうち、「10歳未満」が全体の18.4%にあたる1554人で、最も多くなっています。

65歳以上の高齢者は526人で、全体の6.2%でした。

感染経路が分かっているのは3577人で、
▼このうち最も多い「家庭内」は2640人と73.8%を占めています。

次に多い「施設内」は15.8%にあたる564人で
▽保育園と幼稚園で合わせて181人、
▽小学校で121人、
▽高齢者施設で112人の感染が確認されました。

また、これまでの都の基準で集計した人工呼吸器かECMO=人工心肺装置を使っている重症の患者は、11日時点で10日から6人減って58人でした。

一方、都は、感染が確認された70代から100歳以上の男女合わせて26人が死亡したと発表しました。

26人のうち感染経路が分かっている人では
▼病院内で感染した人が10人と最も多く、
▼高齢者施設が6人でした。

また、26人のうち24人には基礎疾患がありました。

都の宣言発出要請の指標

東京都は3つの指標を用いて、一定の数値になった場合に緊急事態宣言の発出の要請を検討するとしています。

▽オミクロン株の特性を踏まえた新たな基準で集計した重症患者用の病床使用率か、
▽入院患者のなかで酸素投与が必要な人の割合の、いずれかが30%から40%となり、かつ、
▽新規陽性者数の7日間平均が2万4000人に達した場合です。

重症患者用の病床使用率

このうち、オミクロン株の特性を踏まえた新たな基準で集計した重症患者は、11日時点で、10日より17人減って182人でした。

重症患者用の病床使用率は、11日時点で10日より2.2ポイント下がって22.6%となっています。

対象となる重症の患者は、
▼これまでの基準である人工呼吸器かECMO=人工心肺装置を使っている患者に加え、
▼高濃度の酸素を大量に投与する「ハイフローセラピー」を行っている患者、それに
▼これらの治療が必要になる可能性が高く、ICUに入っている患者なども含めます。

酸素投与が必要な人

また、入院患者のなかで酸素投与が必要な人の割合は、11日時点で25.0%で、前回発表があった9日より0.8ポイント上がりました。

新規陽性者7日間平均

そして、新規陽性者数の7日間平均は、11日時点で9108.7人で、10日より293.3人減りました。