韓国 海外からの入国者 ワクチン接種で7日間の隔離免除へ

韓国政府は、海外からの入国者に対して求めている7日間の隔離について、新型コロナウイルスワクチンを接種している人は免除すると発表し、国内外の感染状況を見ながら入国者に対する規制を段階的に緩和することになりました。

韓国では新型コロナウイルスの感染拡大が続いていて、保健当局によりますと、10日の新規感染者は28万2987人と、ここ数日は30万人前後で推移しているほか、亡くなった人は一日としては最も多い229人となりました。

こうした状況の中、韓国政府は医療体制の負担軽減の一環として、3月から感染が確認された人と同居する家族に対しては隔離を免除しています。

その一方で、陰性証明を持って海外から入国する人たちには、自宅か当局が指定する施設で7日間の隔離を求めていて、不公平だとの指摘が出ていました。

これを受けて韓国政府は11日、韓国に入国する際、ワクチンを接種している人の隔離を今月21日から、すべて免除すると発表しました。

また、4月からは入国者の利用が規制されていた公共交通機関の利用も認めることにしていて、国内外の感染状況を見ながら、入国者に対する規制を段階的に緩和することになりました。