全米50州でマスク着用義務なしに ハワイ州 着用義務終了で

アメリカ・ハワイ州は今月25日で屋内でのマスクの着用義務を終了すると発表し、アメリカの50の州すべてでマスクの着用義務がなくなることになりました。

ハワイ州のイゲ知事は8日、「州内での感染者や入院する人の数が十分に少なくなり、多くの住民にとって屋内でマスクをしなくても安全になった」として、新型コロナウイルス対策として実施されてきた屋内でのマスクの着用義務を今月25日で終了すると発表しました。

また、アメリカ国内からハワイ州に来る人に対して求めていたワクチンの接種証明の確認や、接種していない人などの隔離義務もなくすとしています。

ハワイ州がマスクの着用義務を終了することで全米50の州すべてでマスクの着用義務がなくなることになります。

アメリカではオミクロン株の感染拡大がピークを過ぎ、社会の正常化を目指す動きが加速していて、アメリカ政府も、重症者数や医療機関の病床の空き具合を指標として感染対策のレベルを切り替えることや、検査で陽性となったらその場で治療薬が手に入る態勢作りなどを柱とした出口戦略を発表しています。