株価 一時1000円以上値上がり 原油価格上昇の警戒感和らぐ

10日の東京株式市場、日経平均株価は一時、1000円以上値上がりしました。原油価格の急激な上昇にひとまず歯止めがかかり、企業の業績悪化への警戒感がいくぶん和らいだことから全面高の展開となりました。

10日の東京株式市場は、原油価格の急激な上昇にひとまず歯止めがかかったことから、原材料の高騰が企業の業績を悪化させることへの警戒感がいくぶん和らぎ、全面高の展開となりました。

午後に入って一段と買い注文が増え、値上がり幅は一時1000円を超えました。

取引時間中に1000円を超えたのは、おととし6月以来、およそ1年9か月ぶりです。

▽日経平均株価の10日の終値は、9日より972円87銭高い2万5690円40銭。

▽東証株価指数=トピックスは、71.14上がって1830.03。

▽1日の出来高は15億403万株でした。

市場関係者は「日経平均株価はきのうまで4営業日連続で合わせて1800円以上下落していたこともあり、原油の増産の観測が出たことを手がかりに買い注文が広がった。ただ、産油国が実際に原油の増産に動くかどうかは不透明なため、株価がウクライナ情勢や原油価格に左右される展開は今後も続きそうだ」と話しています。