国際

ザポリージャ原発でデータ送信停止 チェルノブイリに続き IAEA

IAEA=国際原子力機関のグロッシ事務局長は9日、声明を発表し、ウクライナ南東部のザポリージャ原子力発電所に設置された監視システムからのデータ送信が停止したことを明らかにしました。

IAEAは8日には、ウクライナ北部のチェルノブイリ原発でも同様のトラブルが起きたと発表していました。

詳しい原因はわからず

いずれの原発もロシア軍に占拠されていて、声明では「大量の核物質が存在している2つの原発からIAEA本部へのデータ送信が突然、中断したことを懸念している」としています。

詳しい原因などは、現時点では分かっていないということです。

また、ウクライナの外相が9日、チェルノブイリ原発で外部からの電源供給が失われたと発表したことについては「安全性への致命的な影響はない」とする一方、「チェルノブイリ原発の状況が日ごとに悪化していくのを目の当たりにしている」としてロシア軍に対して安全確保に向けた措置をとるよう強く求めました。

さらに、グロッシ事務局長はロシアとウクライナの外相会談が行われるトルコ南部のアンタルヤを10日に訪問すると表明し、「協議を通じてウクライナの原子力施設の安全確保という喫緊の課題について進展を図りたい」としています。

松野官房長官「引き続き事態を注視」

松野官房長官は、10日午前の記者会見で「国際原子力機関は、今回の電力供給の中断は、安全性に重大な影響を与えないとの見解を示しており、これについて、ウクライナ規制当局とも一致したと承知している。わが国として、引き続き事態を注視していく考えだ」と述べました。

そのうえで「先に行われたザポリージャ原子力発電所への攻撃を含め、原子力施設に対するロシアの一連の行為を強く非難するとともに、ロシアに対しては、このような行為を即座に停止するよう強く求める」と述べました。

最新の主要ニュース7本

一覧

データを読み込み中...
データの読み込みに失敗しました。

特集

一覧

データを読み込み中...
データの読み込みに失敗しました。

News Up

一覧

データを読み込み中...
データの読み込みに失敗しました。

スペシャルコンテンツ

一覧

データを読み込み中...
データの読み込みに失敗しました。

ソーシャルランキング

一覧

この2時間のツイートが多い記事です

データを読み込み中...
データの読み込みに失敗しました。

アクセスランキング

一覧

この24時間に多く読まれている記事です

データを読み込み中...
データの読み込みに失敗しました。