外国産アサリを「熊本産」と偽装か 農水省が再発防止を指示

外国産のアサリを熊本県産と偽って販売していたとして、農林水産省は熊本県の卸販売業者に対し、食品表示法に基づいて再発の防止などを指示しました。

指示を受けたのは、熊本県宇土市に本社があるアサリの卸販売業者「リュウセイ」です。

農林水産省によりますと、会社ではおととし6月から去年5月にかけて、中国産や韓国産のアサリ920トン余りを「熊本産」と表示して国内の20の流通業者に販売していたということです。

食品表示法では、アサリの原産地は成育期間が長い場所を表示することが義務づけられていますが、農林水産省によりますと、アサリの大きさなどから海外での成育期間のほうが熊本県で育てられた期間よりも長いことを確認したということです。

このため農林水産省は9日、この会社に対し、食品表示法に基づいて再発の防止などを指示しました。

調査に対し会社側は「海外での成育期間の方が短いと思っていた」などと説明したということで、表示の偽装を否定しているということです。

熊本県産のアサリをめぐっては先月、農林水産省が漁獲量を大幅に上回るアサリが流通している可能性があるなどと指摘し、調査を進めていました。

農林水産省米穀流通・食品表示監視室は「今後も調査を加速し、表示の偽装をなくしていきたい」としています。