岸田首相 ウクライナ情勢めぐり安倍元首相と会談

ウクライナ情勢をめぐって岸田総理大臣は、自民党の安倍元総理大臣と会談し、アメリカが追加の経済制裁としてロシア産の原油などの輸入を禁止する措置をとることなどを踏まえ、日本政府の対応について意見を交わしたものとみられます。

岸田総理大臣は9日午後、自民党の安倍元総理大臣の議員会館の事務所を訪れ、およそ20分会談しました。

この中では、ウクライナ情勢をめぐって、アメリカのバイデン大統領がロシアへの追加の経済制裁としてロシア産の原油などの輸入を禁止する措置をとると発表したことを踏まえ、日本政府の対応について意見が交わされたものとみられます。

また安倍氏は10日から4日間の日程で岸田総理大臣の特使としてマレーシアを訪問することにしていて、現地での日程などについても確認したということです。

会談のあと岸田総理大臣は総理大臣官邸で記者団に対し「いろいろな意見交換をしたが、ウクライナをめぐる情勢が中心だった。ウクライナをめぐる外交・安全保障に関してアドバイスをいただいた」と述べました。