新型コロナ クラスター再び増加し過去最多 高齢者施設で顕著に

新型コロナウイルスの感染で全国で確認されたクラスターなどの数は一時、減少していましたが、7日までの1週間は再び増加に転じて1263件と過去最多を更新したことが厚生労働省のまとめでわかりました。特に、高齢者施設の増加が顕著になっています。

厚生労働省は毎週、報道などをもとに自治体がクラスターと認定した事例や2人以上が感染した事例をまとめています。

それによりますと、7日までの1週間に全国で確認されたクラスターなどは、合わせて1263件で、前の週から135件増えました。

クラスターなどの数は、先月28日までの1週間は減少傾向となっていましたが、再び増加に転じ過去最多となりました。

このうち最も多かったのは「高齢者福祉施設」で、509件でした。

前の週と比べて146件増え、過去最多となりました。

高齢者施設は、先月21日まで5週連続で過去最多を更新したあと、先週、いったん減少に転じていましたが、再び増加しました。

「医療機関」も、前の週から23件増加し139件となりました。

また「障害者福祉施設」も前の週から14件増加して、79件と過去最多となりました。

一方、「学校・教育施設等」は、前の週から30件減少し259件でした。

保育所などの「児童福祉施設」でも前の週から19件減少し173件となりました。

このほかでは「企業等」が75件、「飲食店」が8件、「運動施設等」が11件などとなっています。