徳島県議会 議員がウクライナ国旗のマスク ロシア非難決議可決

徳島県議会は9日、議員全員がウクライナの国旗の色である青と黄色のマスクをつけて議場に入り、ロシアによる軍事侵攻を非難する決議を可決しました。

9日開かれた徳島県議会の本会議には、36人の議員全員がウクライナ国旗の色である青と黄色のマスクを着用して議場に入りました。

議場は、各議員の口元にウクライナの国旗が並んだような光景となり、提案した議員の1人は、「重大な国際法違反であり、極めて深刻な事態だ。断じて容認できない」と説明しました。

今回の決議は、ロシアの軍事侵攻を非難するとともに、即時の攻撃停止と完全撤退を求めていて、日本政府に対しても在留邦人の安全確保などに万全を尽くすよう求めています。

徳島県議会の決議は全会一致で可決されました。

マスクの着用を提案した吉田益子議員は、「抗議の意志を示したいと提案しました。ロシアはいち早く停戦し、平和への話し合いをしてほしい」と話していました。