都議会で初 新型コロナ療養中の議員 自宅からオンラインで質疑

9日に開かれた東京都議会の委員会で、新型コロナウイルスに感染し療養中の議員が自宅からオンラインで質疑を行いました。都議会の質疑がオンラインで行われるのは初めてです。

東京都議会は9日、新年度の予算案を審議する予算特別委員会を開きました。

この中で、都民ファーストの会の平慶翔議員はオンラインで質疑を行いました。

議会局によりますと、議員は今月5日に新型コロナウイルスの感染が確認されたあと、自宅で療養していて、体調に問題がないことからオンラインでの出席となったということです。

委員会室には、自宅にいる議員を映したモニターが置かれ、議員は環境や教育の施策などについて、都側に見解を求めました。

声は、委員会室のスピーカーを通じて流され、小池知事や幹部職員が答弁していました。

東京都議会では感染拡大を受けて、本会議以外のすべての委員会に、議員がオンラインで出席することができるよう、おととし条例が改正されていて、実際に行われるのは9日が初めてです。