レギュラーガソリン価格 1リットル174.6円 9週連続値上がり

今週のレギュラーガソリンの小売価格は、全国平均で1リットル当たり174.6円と、先週より1.8円上昇し、9週連続の値上がりとなりました。
原油価格の上昇は続いているものの10日以降、政府の補助金の上限が引き上げられることから、来週の価格は今週と同じ水準になる見通しです。

国の委託を受けてガソリン価格を調査している石油情報センターによりますと、今月7日時点のレギュラーガソリンの小売価格は全国平均で1リットル当たり174.6円で、先週より1.8円値上がりしました。

また、灯油の店頭価格は全国平均で18リットル当たり2060円と、先週より27円値上がりしました。

値上がりはいずれも9週連続で、およそ13年ぶりの高値水準です。

これはロシアによるウクライナへの軍事侵攻が本格化したことなどで供給不足への警戒感が一段と高まり、原油価格が上昇したことが主な要因です。

政府は小売価格の上昇を抑えるため、石油元売り会社への補助金の上限を、現在の1リットル当たり5円から25円に引き上げることを決めていて、10日以降は17.7円を元売り会社に支給します。

石油情報センターは「原油価格の上昇分が補助金によって相殺される形になり、来週は今週と同じ価格水準になると見込まれる」と話しています。