難民支援取り組む日本のNGO ウクライナ避難者支援で周辺国へ

ロシアによる軍事侵攻でウクライナから国外に避難した人が200万人を超える中、難民の支援に取り組む東京のNGOのスタッフが8日夜、避難者のおよそ6割を受け入れているポーランドに向けて羽田空港を出発しました。

40年以上にわたって難民支援に取り組んでいる東京 品川区のNGO「難民を助ける会」は、スタッフ4人を周辺国に派遣することを決めました。

8日夜は中坪央暁さんが避難者のおよそ6割を受け入れているポーランドに向かうため、羽田空港から経由地のトルコに向けて出発しました。

中坪さんはおよそ10日間の日程で、ウクライナとの国境沿いの地域で避難者の状況を確認するほか、現地の支援団体などと連携してウクライナに支援物資を届けるための業務に当たるということです。
出発前に中坪さんは「ウクライナ国内では食品や衣料品などが不足していると聞いているので、何が求められているか確認してしっかり対応したい。日本でも関心が高い問題なので、日本と現地の人々を結び付ける活動をしたいです」と話していました。