新型コロナで消費落ち込む牛乳 無料配布し消費呼びかけ 岡山

新型コロナウイルスなどの影響で消費が落ち込んでいる牛乳をもっと飲んでもらおうと、岡山市では無料でパック牛乳が配られました。

新型コロナなどの影響で牛乳の消費が落ち込んでいる中、県内産のおいしい牛乳をもっと飲んでもらおうと、岡山市に本社をおく「オハヨー乳業」が企画しました。

8日は、JR岡山駅の改札口で200ミリリットルのパック牛乳500個を無料で配りました。

会社によりますと、岡山県の乳牛の飼育頭数は全国10位で、中国四国地方で最大の酪農県と言われています。しかし新型コロナの感染拡大の影響で牛乳や乳製品の需要が落ち込んでいることに加え、学校給食がなくなる春休みや大型連休には牛乳が大量に余ることから、廃棄される懸念も出ているということです。

牛乳を受け取った60代男性は「廃棄されるのはもったいないので、とてもいいことだと思います」と話していました。

オハヨー乳業の酪農部の櫻井克久さんは「牛乳の消費が落ち込んでいるので、今回の配布で牛乳や酪農に興味を持っていただきたいです」と話していました。