パプアニューギニアで大規模噴火 海外検潮所では潮位変化なし

8日午後6時50分ごろ南太平洋のパプアニューギニアの火山で発生した大規模な噴火について、気象庁は、日本とパプアニューギニアの間にある海外の検潮所ではこれまでに目立った潮位の変化は観測されていないと発表しました。日本への津波の有無について引き続き調べていて、今後の情報に注意してほしいと呼びかけています。

気象庁によりますと、日本時間の8日午後6時50分ごろ、南太平洋のパプアニューギニアのマナム火山で大規模な噴火が発生しました。

オーストラリア・ダーウィンの航空路火山灰情報センターによりますと、気象衛星「ひまわり」の画像などから、火山灰は上空およそ15キロに達しているということです。

この噴火について気象庁は、日本とパプアニューギニアの間にある海外の検潮所ではこれまでに目立った潮位の変化は観測されていないと発表しました。

気象庁は日本への津波の有無について引き続き調べていて、今後の情報に注意してほしいと呼びかけています。

マナム火山とは? 過去にもたびたび噴火

世界の火山について調査をしているアメリカのスミソニアン自然史博物館のホームページによりますと、マナム火山は南太平洋のパプアニューギニアの北東にあり、最も大きなニューギニア島から北に13キロ離れた火山島です。

マナム火山では過去にもたびたび噴火が起きています。最近では2014年から断続的に噴火が発生していて、去年10月にも大規模な噴火が起きて火山灰が上空15キロに達しています。

トンガ噴火踏まえた情報発信の運用 気象庁

気象庁はことし1月の南太平洋・トンガの海底火山で起きた大規模な噴火で日本でも潮位の変化が確認されたことを踏まえ、海外で同じような規模の噴火が発生した場合、潮位の変化に関する情報を発信する運用を始めています。

具体的には海外で噴煙の高さが上空15キロに達する大規模な噴火が起きた場合、地震に伴うものとは異なる「津波」が発生するおそれがあることや、海外で観測された潮位の変化を伝えるほか、国内では潮位が基準に達した時点ですみやかに警報や注意報を発表するとしています。