ワクチン3回目接種 高齢者など2月末までに約7割が接種 総務相

新型コロナワクチンの3回目の接種をめぐり、金子総務大臣は、先月末までに対象となっていた高齢者などのうち、およそ7割の人が接種を終えたとしたうえで、引き続き接種の実務を担う地方自治体への支援にあたる考えを示しました。

3回目のワクチン接種をめぐり、政府は先月末までに高齢者や医療従事者など、およそ3700万人を対象に接種を進めてきました。

これについて金子総務大臣は閣議のあと記者団に対し「1日あたりの接種回数は、先月中旬に1日100万回を実現し、先月末までには対象者のうち、およそ7割の人に接種を受けていただいた」と明らかにしました。

そのうえで「総務省としては、都道府県や政令市との連絡体制を活用し、接種の取り組みを支援してきたが、引き続き、現場の視点に立った丁寧な支援に努めていきたい」と述べ、接種券の前倒し発送や、会場の設置など、接種の実務を担う地方自治体への支援にあたる考えを示しました。

ワクチン相 “予定どおり輸入 安心して接種を”

堀内ワクチン接種担当大臣は、閣議のあとの記者会見で「ウクライナをめぐり緊迫した状況が続いているが、ヨーロッパから輸入される新型コロナウイルスワクチンは、現在のところ製薬会社と航空会社がしっかりと連携し、ロシア上空を回避して空輸することによって、わが国に予定どおり確実に輸入されるように、ご努力いただいている」と述べました。

そのうえで「政府としては引き続き、すでに示しているスケジュールでワクチンを届けることに最善を尽くしていく。自治体や医療機関などの関係者は心配することなく、安心して接種を進めていただきたい」と述べました。