名古屋 栄でロシア軍の即時撤退訴える大規模なデモ行進

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻で民間人にも多数の死傷者が出る中、東海地方に住むウクライナ人などが名古屋・栄でデモ行進を行い、軍の即時撤退などを訴えました。

デモ行進は、愛知県でウクライナ文化を発信しているNPO法人の呼びかけで行われ、ウクライナ人や日本人などおよそ500人が集まりました。

参加した人たちは、ウクライナの国旗や「NO WAR」と書かれた紙を掲げながら、「戦争反対」や「ウクライナに平和を」と声をあげ、侵攻を一刻も早くやめるよう訴えていました。

デモ行進のあと参加者は、軍事侵攻で犠牲になった人たちに黙とうをささげました。

参加した三重県に住むウクライナ出身の女性は「ウクライナにいる家族とは今は連絡が取れていますが、いつ連絡が取れなくなるのかわからないので、不安で毎日眠れません。世界の人たちに助けてほしいです」と涙ながらに話していました。

主催したNPO法人「日本ウクライナ文化協会」の川口リュドミラさんは「これだけ多くの人が関心を持ってくれてありがたいです。今月、ウクライナに3年ぶりに帰国する予定でしたが、軍事侵攻により帰れなくなりました。家族に会うことをすごく楽しみにしていましたがいつ会えるようになるのかわかりません。とにかく家族に会いたいです」と話していました。