兵庫 加古川など3市町合同 子ども対象ワクチン集団接種始まる

子どもを対象にした新型コロナウイルスのワクチンの接種を進めようと、兵庫県加古川市は隣接する2つの町と合同で6日から集団接種を始めました。

加古川市役所で始まった子どもを対象にした集団接種は、加古川市に隣接する播磨町や稲美町と合同で行われ、午前中は11歳の子どもおよそ60人が保護者とともに訪れました。

兵庫県では3月1日から子どもへのワクチン接種が始まっていますが、対象となる5歳から11歳の子どもが合わせておよそ2万人いる3つの市と町では、小児科医の数が限られる中、効率的に接種を進めようと合同で集団接種を行っています。

6日の接種は11歳の子どもが対象で、会場では保護者に付き添われながら医師による問診のあと接種を受けていました。

5年生の女の子は「痛いかと思いましたが、それほど痛くなかったので安心しました。明日からも元気に学校に行って友達とたくさん遊びたい」と話していました。
加古川市地域医療課の依藤康弘課長は「保護者に付き添いをお願いしているので子どもたちはリラックスしていて、接種は順調に進んでいる。効果や副反応についてご家族でよく話し合って、不安があればかかりつけの医師に相談してもらうなど十分に検討してほしい」と話していました。