東京都 新型コロナ 1万806人感染確認 前週土曜より約750人減

東京都内の5日の感染確認は、1週間前の土曜日を750人余り下回る1万806人でした。
また、都は感染が確認された30人が死亡したと発表しました。

東京都は5日、都内で新たに「10歳未満」から「100歳以上」の1万806人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
1週間前の土曜日より756人余り減りました。
5日までの7日間平均は1万1147.6人で、前の週の96.8%でした。
前の週を下回るのは22日連続です。

5日確認された1万806人を年代別に見ると「10歳未満」が全体の17.6%にあたる1901人で、最も多くなりました。
65歳以上の高齢者は562人で、全体の5.2%でした。

また、これまでの都の基準で集計した人工呼吸器かECMO=人工心肺装置を使っている重症の患者は、5日時点で4日と同じ70人でした。

一方、都は感染が確認された20代と60代から100歳以上の男女合わせて30人が死亡したと発表しました。

都内の病床使用率は48.7%(5日)

東京都内の新型コロナの患者用の病床使用率は、4日から0.2ポイント下がって5日時点で48.7%です。

東京都の「緊急事態宣言」要請の指標

東京都は3つの指標を用いて、一定の数値になった場合に緊急事態宣言の発出の要請を検討するとしています。
オミクロン株の特性を踏まえた新たな基準で集計した重症患者用の病床使用率か、入院患者のなかで酸素投与が必要な人の割合の、いずれかが30%から40%となり、かつ新規陽性者数の7日間平均が2万4000人に達した場合です。

重症患者用の病床使用率は26.1%

このうち、オミクロン株の特性を踏まえた新たな基準で集計した重症患者は、5日時点で、4日より1人減って210人でした。
重症患者用の病床使用率は、5日時点で26.1%となり、4日から0.1ポイント下がりました。
対象となる重症の患者は、これまでの基準である人工呼吸器かECMO=人工心肺装置を使っている患者に加え、高濃度の酸素を大量に投与する「ハイフローセラピー」を行っている患者、それにこれらの治療が必要になる可能性が高く、ICUに入っている患者なども含めます。

酸素投与が必要な人 発表なし

また、入院患者のなかで酸素投与が必要な人の割合は、5日は発表がありません。
4日時点で24.5%で、次の発表は7日の予定です。

新規陽性者7日間平均は1万1147.6人

そして、新規陽性者数の7日間平均は、5日時点で1万1147.6人で、4日より108人減りました。