ウクライナ避難民支援へ 東京のNGOがポーランドにスタッフ派遣

ロシア軍による軍事侵攻でウクライナから100万人を超える人たちが国外に避難している状況について、難民の支援に取り組む東京のNGOは「過去に例をみない大量で急激な難民の流出だ」として、来週からスタッフ4人をポーランドなどに派遣することしています。

UNHCR=国連難民高等弁務官事務所のまとめによりますとロシアによる軍事侵攻を受けてウクライナから国外に避難した人は、今月2日現在で100万人を超え半数以上は隣国のポーランドに避難しています。

40年以上にわたって難民支援に取り組んでいる東京 品川区のNGO「難民を助ける会」は、募金などで集めた資金を活用しウクライナ西部の修道院に食料や医薬品を届けているほか、来週から4人のスタッフがポーランドなど周辺国に向かい物資の配布などに当たるということです。

NGOの堀江良彰理事長は「わずか1週間で100万人が国外に出るというのは、過去に例をみないほど大量で急激な難民の流出だ。命をつなぐために食料や生活必需品などが必要なほか、長期化も見据え教育や精神的なケアなどにも対応していく必要がある」と話しています。