「ジュゴンもあくびをする」三重大研究グループが発表

人魚伝説のモデルとも言われるジュゴンの観察を続けていた三重大学などの研究グループは、ジュゴンが水中で口を開けて「あくび」をすることが確認されたと発表しました。

三重大学大学院生物資源学研究科のグループは三重県鳥羽市にある「鳥羽水族館」と協力して水族館にいるメスのジュゴン「セレナ」の水中での行動を20時間にわたって観察してきました。

その結果「セレナ」が水中で口をゆっくりと最大に開けた状態をしばらく維持したあとに急速に閉めるという「あくび」によく似た動作が14回確認できたということです。

さらに動作を行う状況やタイミングを詳しく分析した結果「セレナ」が水槽内で動かずに休んでいるときに、この動作を行うことが分かり、研究グループでは「ジュゴンもあくびをする」と結論づけたということです。

完全に水中で生活する哺乳類のあくびは、この研究グループが去年、ハンドウイルカで確認していて、ジュゴンは2例目にあたるということです。
研究を行った三重大学大学院生物資源学研究科の榎津晨子さんは「イルカと進化の過程が違うジュゴンでも確認できた。さらに多くの動物のあくびを調べてなぜあくびをするのか解明したい」と話していました。